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高森の歴史

高森町は、昔から自然に恵まれ、たいへん住みよいところでした。このことは、数多い遺跡や遺物などからもよく分かります。また、古くからの道(東山道や伊那街道など)が通った町内には瑠璃寺の薬師三尊像や竹之内住宅という重要文化財が2点、県宝及び県指定文化財が5点、町指定・登録文化財が30点あります。その他にも古墳や城跡など数多くの文化財が残されています。
そのうえ、各神社に伝わる獅子舞、四季折々の年中行事や昔話なども伝えられている文化・民俗・芸能豊かな町です。
一方、自然災害や戦乱などに見舞われた苦難の歴史もあり、残された資料から各時代を生き抜いた先人の英知を学んでいきたいとの願いを持っています。

歴史_05

高森町文化財マップ

高森町の文化財をまとめた地図です。

>>高森町文化財マップ(1)

>>高森町文化財マップ(2)

高森町歴史年表

大昔、人々が住みついた高森町

今から12,000年前頃の小型石器(正木原遺跡)が見つかり、その頃人がいたことがわかる。
〃  5,000年前頃の縄文時代中期の住居址78の大集落跡(増野新切遺跡)が出土する。
〃  2,100年前頃の弥生時代中期の代表的遺跡(北原遺跡)が見つかる。

富本銭の時代から平安時代までの高森町

7世紀頃 この時期に造られた下市田の武陵地1号古墳から出土した遺物の中に、日本最古
のお金「富本銭」が見つかり、県宝に指定される。
1112年
(天永3)
比叡山の観(かん)誉(よ)僧都(そうず)が薬師如来を祀って瑠璃寺を建てる。
1183年
(寿永 2)頃
松岡氏が諏訪大明神と鶴岡八幡宮を迎えて萩山神社を建てる。

松岡氏が活躍した時代から戦国時代までの高森町

1344年
(興国 5)頃
松岡氏が松岡城*ほか支城、属城を10あまり築く。
1554年
(天文23)
武田勢が伊那へ侵攻し、松岡氏らは戦うことなく、その軍門にくだる。
1582年
(天正10)
織田軍が伊那に侵攻、瑠璃寺などは兵火で焼失、松岡氏らは帰順する。
1588年
(天正16)
徳川家康により、松岡貞利は改易となり、所領没収、家名断絶となる。

江戸時代 平田派国学門人が活躍した時代までの高森町

1602年
(慶長 7)座光寺氏(為真)、山吹へ就封となり、居館を修復する。

1656年
(明暦 2)
領主脇坂氏、市田郷各村の柿改めを行う。
1715年
(正徳 5)
未満水が起こり、天竜川及び支流の欠損が甚大であった。
1752年
(宝暦2)
3ヶ年に及んだ下市田大川除工事が終り、惣兵衛堤防が完成する。
1847年
(弘化 4)
市田郷の各村は奥州白河藩の所領となり、市田陣屋が設置される。
1864年
(元冶元)
水戸浪士が伊那街道を通過し、平田派国学門人が手助けする。
1867年
(慶応 3)
片桐春一ら平田派国学門人が、山吹条山に本学神社*を創建する。

明治維新から戦争の時代の高森町

1868年
(明治元)
市田陣屋が撤廃され、市田、山吹は伊那県管下となる。
1871年
(明治 4)
南信4郡と飛騨一円が筑摩県に統合される。
1873年
(明治 6)
明治5年の学制制定により、小学校7校が開校する。
1876年
(明治 9)
筑摩県が廃止され、信濃全域が長野県となる。
1905年
(明治38)
日露戦争に市田村から208名が応召され、戦死や戦病死が16名。
1913年
(大正 2)
組合製糸(大正館、信陽館、市田館、滝里館)が誕生する。
1923年
(大正12)
山吹から市田村の間に伊那電鉄が開通する。
1936年
(昭和11)

1945年
(昭和20)
満州へ650名が開拓移民として入植する。
1945年
(昭和20)
戦死者が市田251名、山吹146名という犠牲者を出して戦争終結する。

高森町の誕生から緑と文化と福祉のまちづくり

1957年
(昭和32)
市田村と山吹村が合併して高森町が誕生する。
1961年
(昭和36)
三六災害が発生し、死者9名、行方不明2名、家屋流失42戸の大被害。
1964年
(昭和39)
小原に統合中学校本館が完成し、開校式が行われる。
1975年
(昭和50)
中央自動車道西宮線が開通される。
1976年
(昭和51)
高森町歌、町木が制定され、役場新庁舎が完成する。
1979年
(昭和54)
役場跡地に「高森町歴史民俗資料館」が開館する。
1981年
(昭和56)
大丸山公園、中央児童公園ができ、高森町有線放送農協が日本有線放送電話協会
から「放送活動賞」の第一号を受賞する。
1983年
(昭和58)
「高森荘」や「山吹健康管理センター」が完成する。
1986年
(昭和61)
下市田工業団地が起工され、「厚生連下伊那診療所」が開設される。
1992年
(平成4)
信州たかもり温泉「湯ヶ洞」がオープンする。
2000年
(平成12)
日本最古のお金「富本銭」を展示した「時の駅」が公開される。
2002年
(平成14)
「蘭ミュージアム高森」オープン。
2008年
(平成20)
下市田学校の修繕工事。翌年「下市田学校応援隊」が発足する。
2009年
(平成21)
「高森ボランティアセンター」が開所する。
2012年
(平成24)
高森町キャラクター「柿丸くん」誕生。
2013年
(平成25)
高森中学校の改築工事終了。新校舎となる。
2015年
(平成27)
下伊那北部火葬場「五稜の森」開設。
2017年
(平成29)
大河ドラマ「おんな城主 直虎」ゆかりの地ということで、1,000台こえるバスが松源寺などへ来訪。
2018年
(平成30)
女性活躍・子ども子育て拠点施設「あったかてらす」オープン。
2021年
(令和3)
町で制作された東京オリンピック・パラリンピックの文化プログラム「巨大人形モッコ」、東京各地を巡回。
2022年
(令和4)
ウクライナ避難民の受け入れ、支援活動を行う。