No.3 湯立羽釜丞(ゆだてのはがまのじょう)
通称「かまのジョー」


古くは湯立等の神事で呪術に使われ付喪神に列せられた。一つ目ににらまれると噓を言えなくなり、怒ると頭上から火を放つ。茶の湯文化が庶民に広まると茶釜となって普及し、一族の「ぶんぶく茶釜」は昔話に登場する。張り出した鍔を持つ羽釜は、竈と組み合わされて昭和時代まで活躍したが、台所にエネルギー革命がおよぶとガス釜や電気炊飯器の「内釜」に姿を変え、長く命を保っている。
古くは湯立等の神事で呪術に使われ付喪神に列せられた。一つ目ににらまれると噓を言えなくなり、怒ると頭上から火を放つ。茶の湯文化が庶民に広まると茶釜となって普及し、一族の「ぶんぶく茶釜」は昔話に登場する。張り出した鍔を持つ羽釜は、竈と組み合わされて昭和時代まで活躍したが、台所にエネルギー革命がおよぶとガス釜や電気炊飯器の「内釜」に姿を変え、長く命を保っている。