付喪神No.4 円 硯之介(まどかけんすけ) 

No.4 硯之介
通称「硯之介

先祖は奈良時代まで(さかのぼ)るが、日本に文字文化が定着するころから役所を中心に現れるようになった。もとは(まる)(とう)(ちょう)(すみ)()って木簡(もっかん)(木の短冊)に文字を書いたが、江戸時代になると()(がさ)の下に顔を(かく)し、刀の代わりに筆をもって権力に立ち向かった。合言葉は「(けん)より(けん)」。近年、硯之介の影武者(かげむしゃ)がSNSを使いこなすようになったが、フェイクニュースを流す(やから)がいて頭を悩ませている。

最近、飯田市座光寺や高森町の遺跡で先祖が発掘され、「富本(ふほん)(せん)」も見つかると古代の役所の跡であろうと考えられるようになり、座光寺の恒川(ごんが)遺跡(いせき)は国の史跡に指定された。

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