31日の第3講座は「マユから糸を取り、飾り紐をつくろう」です。
親子15名が参加してくれました。高森町はかつては養蚕が盛んでした。しかし現在では1軒のみが行っているだけだとか。
講座では、昔の養蚕の様子やカイコの成長の様子を学んだあと、昔懐かしい「座繰り」という方法でまゆから生糸をとり、染料で染めて飾り紐をつくることに挑戦です。
まずは「マユ」をゆでて繭煮用陶器鍋に移し、数個の繭から糸口を空木の葉っぱや穂先を使って見つけ、座繰器(ざぐりき)にセットします。伊湖の繭からは1000m~1500mの糸がとれます。
座繰器の取っ手を回すと、生糸を巻き取ることができます。糸は一か所に集まらないように均等に巻き取られていく工夫があります。
巻き取られた糸を、牛首にセットして綛車(かせぐるま)に巻き取っていくのですが、今回はやりませんでした。
予め染めておいた生糸を三つ編みにして「飾り紐」をくみました。
「一つの繭からたくさんの糸が出てきてびっくりした」「座繰り器でとったのが楽しかった」等の感想が聞かれました。(主事AK)