<『漂泊の俳人 井月の日記』宮原達明著ほうずき書籍より 橋爪玉斎の描いた井月>
<写真は本島恭則氏所蔵の軸>
高森町歴史民俗資料館「時の駅」では、特別展「ほかいびと 井上井月と下伊那」を開催します。
住まいや家族を持たない漂泊の俳諧師、井上井月(いのうえせいげつ)は、文政5年(1822)越後の長岡に生まれ、安政5年(1858)に伊那谷にやってきます。その後上伊那を中心に俳人宅を巡る生活を続け、最後は路傍に倒れ、66年の生涯を閉じます。
この井月は下伊那にも足を延ばし、いくつかの家に身を寄せていました。
今回の展示では、井月の下伊那での足跡を追って作品などを紹介します。
▼期間 11月1日(火)~12月4日(日)
(休館日:4日・7日・14日・21日・24日・28日)
▼時間 午前9時~午後4時30分
▼場所 高森町歴史民俗資料館「時の駅」 旧館2階第3展示室
▼主な展示物
・高森町の本島家、中村家、久保田家に残る井月の俳句掛け軸・衝立
・下伊那における井月の足跡が分かる地図や年譜等