今年も、地元の小学生を対象にした夏休み親子体験教室が行われました。
今年は第1講座「富本銭のレプリカを作ろう」に4人(4家庭)、第2講座「まゆから糸をとり、飾りひもを作ろう」に10人(7家庭)、第3講座「勾玉を作ろう」に26人(19家庭)、第4講座「縄文土器・弥生土器を作って焼こう」に6人(5家庭)、第5講座「トンボ玉(ガラス玉)を作ろう」に11人(10家庭)と多くの子どもたちが参加してくれました。
子どもたちの感想です。
・「富本銭が本物みたいに作れて、びっくりしました。けずったものと、けずっていないものとのちがいがすごかったです。」(富本銭づくり、4年生)
・「初めて糸とりをやって楽しかったです。色をそめたのも楽しかったです。まゆから糸をとるのがこんなに大変だとは思いませんでした。昔の人は大変だなーと思いました。糸がじょうぶだということもわかりました。昔にもどってやってみたくなりました。」(まゆから糸とり、3年生)
・「去年も作ったけど、去年よりきれいにできました。昔の人は長い時間かけて作ったんだね。昔はまが玉はえらい人しかつけられなかったけど、それができてうれしかったです。色をきれいにぬれました。」(勾玉づくり、5年生)
・「土器をつくるのはいがいとむずかしかったです。昔の人はくろうしてきれいなものを作って、すごいと思いました。」(土器づくり、5年生)
・「最初はとてもむずかしくて、うまくできなかったけど、だんだんなれてきてとても楽しかったです。トンボ玉についてくわしく楽しく教えてくれたので、楽しく知ることができました。またトンボ玉を作りたいです。」(トンボ玉づくり、6年生)
・・・楽しくできた人が多かったようでよかったです。資料館としては、子どもたちに楽しんでもらうことはもちろんですが、親子が一緒に取り組むということを大事に考えています。協力し合って粘土を巻き上げたり、ガラス棒とステンレス棒をそれぞれ持ってバーナーであぶったりしている姿を見て、親子のふれあいのひとときとなったのではないかと思いました。中には、こんな感想を寄せてくださった保護者の方がおられました。「昔、子どものころお蚕さまは見てきましたが、まゆから糸をとるのは初めてでした。私自身もいい体験ができました。ありがとうございました。」
来年も多くのご家庭のご参加をお待ちしています。ありがとうございました。
*写真は子どもたちが作ったトンボ玉です。