「青葉の笛」(浜松市引佐町指定文化財)のレプリカ
【竹製 黒色漆仕上げ 全長33㎝ 重さ180g】
戦国時代、遠州の国人領主井伊家の一人娘(後の直虎)の許婚であった亀之丞は、今川氏に追われ、信州市田郷にある松源寺に9歳から身を隠しました。20歳になった亀之丞は、今川氏の疑いも薄れたことから、弘治元年(1555)信州から井伊谷に帰ることができました。その途中、渋川の東光院に1か月ほど滞在し、寺野の氏神様に無事の帰還を謝して、笛1管を寄進したと伝えられています。
その笛は、今でも亀之丞改め井伊直親の愛笛として寺野の六所神社に大切に保管され、4年に一度(閏年)公開されています。その笛がいつの頃から「青葉の笛」と呼ばれたかは不明ですが、井伊直親が27歳の若さで殺されてしまったという悲運も重なって名付けられたのではないでしょうか。(全国には「青葉の笛」と呼ばれるものが9管あります)
平成13年には引佐町(現在の浜松市)との交流が盛んとなり、引佐町文化財であった「青葉の笛」が、当資料館で展示されました。また、引佐町でレプリカが作られ、平成16年3月26日に引佐町より当館に贈られてきました。
精巧に作られたレプリカですので、人気が高く、当館でも大切に常設展示しています。
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