No.27 鬼瓦(おにかわら)屋根(やね)番人(ばんにん)  通称「ヤネバーン」

「時の駅応援隊員」が見つけてくれた付喪神キャラクターである。

鬼瓦とは、(かわら)屋根(やね)大棟(おおむね)降棟(くだりむね)(はし)に置く(かざり)(がわら)で、魔よけの意味を持つ。鎌倉(かまくら)時代(じだい)に角のある鬼面をかたどったものがつくられるようになると、一般に「鬼瓦」と言われるようになった。江戸時代になると火災除けの意味をもつ水の字や縁起(えんぎ)の良い宝珠(ほうじゅ)、雲をかたどるものなど様々なデザインの瓦がつけられ、それもみな鬼瓦と呼ばれてきた。

当館の鬼瓦は、昭和4年(1929)に山吹駒場(こまば)の会所新築の際、座光寺の瓦職人:黒川(くろかわ)(まさ)一郎(いちろう)氏が制作したもので、昭和58年(1983)改築の折、当館に寄託(きたく)された。

「ヤネバーン」は“屋根の番人”という意味でつけられた名前であるが、制作されてからほぼ百年たとうとしており、鬼としてより付喪神として見出されたのは、喜ばしい事であろう。時の駅応援隊の活躍に今後も期待したい。

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