No.31 万石(まんごく)通(とお)し 万石石高   通称「万石通次郎」

「時の駅応援隊員」が見つけてくれた付喪神様キャラクターである。

 「万石通し」は「千石通し」ともいい、江戸時代17世紀(1600年代)後半頃から日本で広く使われるようになった。米や麦などの穀粒(こくりゅう)選別(せんべつ)・ふるい分けるための伝統(でんとう)的な農具(のうぐ)である。傾斜(けいしゃ)させて立てかけた木枠(きわく)に、網目(あみめ)の異なる金網を(ふく)数段(すうだん)(3~4段)重ねて取りつけた構造(こうぞう)をしている。それまでの手作業に比べて一度に大量の選別が可能になったため、「万石(大量)のコメを選別できる」という意味を込めてその名がついた。「(せん)歯扱(ばこ)き」や「唐箕(とうみ)」などとともに、江戸時代の農業生産力を大きく引き上げた。

 当館の万石通しは、1979年(昭和54)山吹駒場の小平氏から寄贈(きぞう)された。

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