No.22 神(かみ)提灯(ちょうちん): 妙(みょう)珍(ちん)  通称(そのまま)「みょうちん」

お化けの世界では、スタンダードな提灯(ちょうちん)ではあるが、付喪神の中でも“明るい神様”として有名である。()(ぶくろ)の中に蝋燭(ろうそく)を立て、伸縮(しんしゅく)自在(じざい)に折りたためる持ち歩き用の灯火(とうか)()の付喪神キャラクターである。

提灯は日本独自に発達(はったつ)したもので、古くは「桃灯」と書いた。室町時代にはその祖形ともいえる、竹かごに紙をはり松脂(まつやに)蝋燭(ろうそく)を立てた「(かご)提灯(ちょうちん)」が使われていた。やがて竹ひごをらせん状に巻いて骨とし、紙をはって上下に(くる)()をつけた伸縮自在の提灯が作られ、江戸時代になると和ろうそくの生産が確立されたこともあり、様々な形の提灯が広く一般に普及(ふきゅう)し、仲間も増えた。

当館の付喪神「(みょう)(ちん)」は、第2展示室の「照明用具」のコーナーに鎮座(ちんざ)するが、高張(たかはり)提灯(ちょうちん)小田原(おだわら)提灯(ぢょうちん)、ぶら提灯を仲間に時々ぼーと光って見学客を驚かすので、「ナイトミュージアム」で横切る時は、注意した方がよい。

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