No.23 鍬(くわ)牛(うし)   通称「ぎゅうちゃん」

牛馬による()(こう)(「すき」による耕作(こうさく))が普及(ふきゅう)してからも、牛馬を入れられない湿地(しっち)地帯(ちたい)では、(くわ)による耕作(こうさく)が行われた。この作業には適した形の備中(びっちゅう)(ぐわ)風呂(ふろ)(ぐわ)を用いた。

 現在の農業(のうぎょう)機械化(きかいか)され、トラクターなどを中心に行われるが、田の(うね)を立てたり、学校の花壇(かだん)や畑地を(たがや)す時に鍬が使われることもある。

 鍬牛(ぎゅうちゃん)は、あまり使われなくなり資料館に陳列(ちんれつ)された(くわ)(すき)たちの中から生まれた付喪神キャラクターである。

 祖先の登場は農耕(のうこう)が本格的に行われた弥生(やよい)時代(約2000年前)にさかのぼるが、古墳(こふん)時代(4世紀~)に現れた風呂(ふろ)(ぐわ)や江戸時代中頃(19世紀~)に普及(ふきゅう)した備中(びっちゅう)(ぐわ)などと共にかつての「栄光」を語り合っているのだろうか。

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