

牛馬による犂耕(「すき」による耕作)が普及してからも、牛馬を入れられない湿地地帯では、鍬による耕作が行われた。この作業には適した形の備中鍬や風呂鍬を用いた。
現在の農業は機械化され、トラクターなどを中心に行われるが、田の畝を立てたり、学校の花壇や畑地を耕す時に鍬が使われることもある。
鍬牛(ぎゅうちゃん)は、あまり使われなくなり資料館に陳列された鍬・鋤たちの中から生まれた付喪神キャラクターである。
祖先の登場は農耕が本格的に行われた弥生時代(約2000年前)にさかのぼるが、古墳時代(4世紀~)に現れた風呂鍬や江戸時代中頃(19世紀~)に普及した備中鍬などと共にかつての「栄光」を語り合っているのだろうか。

